iPhone背面割れ修理方法ざっくり解説!!
iPhone背面割れ修理をざっくりご紹介いたします。
SmaphoDr大阪梅田店では他店であまり受けられていない、
iPhone背面割れ修理
を承っております。
そのiPhoneの背面パネル、バックプレートの修理方法をざっくりと解説していきたいと思います。
本日はSE2(SE2020)のiPhone背面割れ修理です。
(まさかの初っ端に背面の写真撮り忘れ。。まぁどっちにしろ全部l交換なのでいいでしょう)
背面パネル修理と言いますが、背面のパネルのみを取り外すのは、iPhoneの構造上、実はできないのです。
(厳密に言うと特殊な器具で過度な熱を加えると可能ではあるのですがかなり高難易度です。)
ではどうするかと言うと、
サイドのフレームと一緒になっているパーツを交換、つまりサイドフレームごと交換と言う形になります。
1面のガラスパーツではなく、器状になっているものに全てのパーツを移し替えるといったイメージです。
つまり、”全てのパーツ”を分解しなければいけないと言うことなのでかなりのお時間をいただきます。
ではざっくり分解解説いきましょう。
まずは全iPhoneに言えますが、下部の星ネジという特殊ネジを外します。
(穴が星形になってます)
補足情報として、通常なら5秒あれば取り外せるものなのですが、
このネジがかなり柔らかいというか、脆い物になってます。
且つiPhoneはボディも歪みやすく、ネジ穴が曲がってしまい、
ネジが抜けない、と言うケースが稀にあります。これになったら最悪です。
ここが取れないことには開閉ができず中にアクセスできないので、
最悪のケースは修理不可の場合もあります。
なんとか手を尽くしますが、ネジやネジ穴が曲がっていたりすると、
ネジ自体を削ったり、小さな穴を掘削したりしないといけないので、通常5秒の作業が
それだけで30分から40分になったりします。
ネジを外したら、パネルとフレームの隙間に薄いヘラなどを入れパネルを少し浮かせ、
写真のようにプラスチックピックのようなもので、あまり奥まで入れないようにし、
粘着テープを切ってゆきます。
縁の粘着テープを全て取れたら、ゆっくりと右(iPhoneを縦に見た場合の右)に開きます。
ケーブルが二箇所繋がってるのでお気をつけください。
そのケーブルが繋がっているコネクター部分にが鉄板に覆われ
やじるし部分のネジで止まってるので外してゆきます。
ここにバッテリーのコネクターがあるので、
ショートするのを防ぐため、画面やコネクターを取り外したりするより、
何より初めにバッテリーのコネクターを外し通電を止めてしまいましょう。
鉄板を外してコネクターを外し、画面を取り外します。
タイミングはいつでもいいんですが、
意外と基盤を外す際に、ネジ外したのになんで基盤外れないんや!?
と初歩的な混乱に陥る場合もあるので、
シムトレイはこの段階でとっといちゃいましょう。
次にバッテリーを取ってゆきます。
バッテリーは粘着テープのみでついているのですが、
これがかなり強力な特殊なテープになってます。無理矢理取ろうとすると簡単にバッテリー本体が曲がってしまいます。
バッテリー交換など、もうついてるバッテリーを使用しない場合は構わないのですが、
この場合は載せ替えなので、変形してしまったり、傷をつけてはいけません。
写真に白く伸びているものが見えますでしょうか?
これが粘着テープなんですが、少しだけ出ている橋の部分をつかみ、
横に引っ張ると取れやすい場合が多いです。かなり伸びるのですが、
途中で切れてしまたり、うまくテープが取れてなかった場合は、
エタノールやテープ剥がし剤などをバッテリーと本体の間に浸透させてゆっくり
時間をかけて剥がしてゆきましょう。
バッテリーを取り外せたら、基板をはずしましょう。
上から下まではざっくりこんな感じで、見えているネジは全部外しましょう。
(いきなりざっくりでいきます)
上部のリアカメラ周りのネジを全て外して、分解していきます。
それぞれのネジの場所はわからなくならないように、
わかりやすく配置し、覚えながら置いておきましょう。
上部の部分も基板部分も、ネジを外して行くだけで、特に複雑な部分はありません。
ここで、
全部ネジ外したのに、基板外れないんだけど!?
となっている方がいるのではないでしょうか。
実はここに隠れネジがあるんです。
このコネクター周りを保護している、
スポンジのようなクッションの下に実はネジが隠れています。
このネジを外せばすんなり基板は外れます(ざっくりですが)。
下部の充電器の差し込み部分(ドッグコネクター)、
も見える部分のネジを外してゆきます。
下部の写真の点線で囲っている、
左の点線部分(バイブレーダー)、と
右の点線部分(ラウドスピーカー)が、
その下にあるドッグコネクターと接続されているのですが、
矢印部分で繋がっています。
パーツを取り外す前と後の接続部分を確認しつつ、接続部分を破損しないよう外しましょう。
バイブレーダーとラウドスピーカーが、
取り外せたら、ドッグコネクターを取り外すのですが、
上からでは見えにくいところに
ネジがついているので注意してください。
ここをはずすと、あとは粘着で強くついているだけになります。
エタノールなどを粘着部分に浸透させながら、
ケーブルを切らないようにゆっくり外していきましょう。
はずすとこうなります。
ここまでで分解の進展状況は全体のおおよそ5割ほどです。(組み立て工程は省く)
ここからさらに分解してゆきます。
真ん中の黒い丸型のシートが見えると思いますが、
これは非接触充電のコイルになります。
充電器に接続しなくても、専用のマットのような非接触充電器の上に置くだけで
充電が可能になるという機能です。
エタノールや粘着剥がし剤でゆっくりと剥がしてゆきます。
ここはかなり脆い部分になります。
このヘラで持ち上げているシートの裏面にシートと同じくらいの厚さの薄いコイルがついています。
傷つけないように慎重に剥がしましょう。
文章だと一瞬ですが、ここの作業はかなり時間をかけています。
取り外した部分の下面が、同じく黒色の面なので少しわかりづらいですが
取り外すとこうなります。
これもタイミングはいつでもいいのですが、
シムトレイを抜く際にシム抜きという細い棒のようなものを刺すのですが、
それを刺す穴にこのような黒い棒のようなパーツがあります。
このパーツがないと、シムトレイが抜けなくなってしまい、
SIMカードが取れなくなるという、結構面倒なことになります。
トレイを無理矢理引っ張り出さないといけなくなるので、
このタイミングでこのパーツも取って移しておきましょう。
上部のケーブルに移りましょう。
マナーボードボタン、ボリュームケーブルのケーブルをはずすのですが、
ネジが黒いテープで隠れています。
剥がしてネジを取りましょう。
反対側の電源ボタン、カメラ使用時のライト、まで同じ一つのパーツになっています。
慎重に外していきましょう。
取り外した後で、ボタン類を取り外したいところですが、内側のパーツにを取り外さないとボタン類は取り出せません。
そこを取り外してゆきます。
ホッチキスの芯のような形をしています。
これを左か右、どちらかに強く引き、
少しだけ変形させるような気持ちで取り外します。
次に銀色のパネルを取り外すのですが、
写真のように、
青矢印の方向にスライドさせるように動かします。
少し硬くなっています。
こうなったらあとは青矢印の方向へ引っ張れば取り外せます。
反対側の、電源ボタンがわも同じ作業をします。
あと、忘れがちなのが、ボディの横側についている鉄板パーツ(黄色矢印)、
このパーツは、液晶パネルをはめる際の受け口になるのでこれがないとパネルがしっかりはまらないので、
忘れないようにしましょう。赤矢印のネジを外して取り外しましょう。
組み立て後に気づいてしまうと、最下層なのでまたバラさないといけませんので要注意。
反対側にもあるの忘れずに。
これで全ての取り外しが完了です。
今の作業を、逆を追って、新しいバックフレームパーツに取り付け、
組み立ててゆきましょう。
隣に取り替えのパーツを置いて、各セクション取り外すごとに
パーツをその都度つけていってしまうのもおすすめです。
今回も無事に作業完了です。
今回はざっくりではありますが、大阪梅田店でのバックフレーム修理を紹介・解説させていただきました。
何年もスマホ修理を行なっているスタッフで、おおよそ2時間半から3時間ほどの作業時間になります。
かなり疲れると思います。ほんとうに疲れます!
万が一、修理をご自身でされる方は気合を入れて挑んでください。(※もちろん自己責任です。)
精密機器ですので、十分に注意しながら行なってください。
当店のバックフレームは、純正取り外し品を使用しています。
数に限りがございますので、修理の際はご予約をお願いいたします。
iPhone背面割れ修理
もスマフォドクター大阪梅田店にお任せください。
iPhone修理の後はガラスコーティングをお勧めしています!
グラシオン大阪梅田店のガラスコーティングについてはこちら!