iPhone11発熱

スマフォドクター大阪梅田店です。

本日はiPhone11の発熱による操作不良によるご依頼をいただきましたので

記事を書いていきます。

お客様のiPhone11は普通に操作しているところで

急に発熱によるエラーメッセージが現れたそうです。

バッテリーの充電もスムーズにいかないようです。

確かに、本体のちょうど基板の周辺の本体ボディが発熱しており、

バッテリー周辺は発熱していませんが

お客様はバッテリー交換を検討でのご相談をいただきました。

iPhone11発熱

水没?

まず、基板が発熱した場合水没を疑います。

 
お客様にこのiPhone11の水没の経験があるかを聞いてみたところ
 
水没経験は無いとのことでした。
 
意識外での水没、例えばお風呂場での使用や雨の強い日の使用なども無いそうです。
 
お風呂でも水没するの?iPhoneって防水じゃ無いの?
 
という方はこちらの記事も参考にしてみてください。
 
簡単に言えばiPhoneの耐水性は購入当時の新品の状態からは
 
月日を経て劣化していきます
 
なんと完全防水ではなく耐水性能があるよ!というものですから
 
絶対に水没していない!と思っていてもとある些細なことで水没してしまう
 
恐れは十分にあるんです。
 
とまあ色々書きましたが一旦水没はないという流れで
 
原因をさらに深掘りしていきましょう。
 

iOS問題

明日、2021/9/21はiOS15がリリースされるようですが

現状最新iOSはiOS14.8です。

お客様のiOSもiOS14.8の最新版です。

そこでiOSのエラーによる発熱問題など報告されていないかを調べていきます。

iOS14.8での発熱の不具合の報告は目立って見受けられませんでしたが

バッテリーの減りが早くなったなどの記事は上がっていました。

iOS13からiOS14になった時の大型アップデート時には発熱等の不具合が

生じた例はありましたが、iOS14.8でのアップデートでは発熱による不具合は

解消されているようです。

iOS14.8でのバッテリーの減りが早くなったという記事とは

今回の症状は少し違うということでシステムエラーでの

発熱不具合というのは断定しづらいですね。

iPhone11発熱

結論

現状バッテリーの充電がスムーズにできないということでしたので

一旦保冷剤で本体ボディの裏を冷やしながら充電してみると

スムーズに充電ができました。

私は何台も発熱するiPhoneをみてきましたが発熱温度としては

体感ですがそこまでひどくはないと思いました。

ひどい端末になると、基板を数秒触っているだけで火傷するほどの

熱を感じるものもあります。

スムーズに充電できるということでバッテリーも問題ありとは言い難い・・・。

やはり長年の経験で基板の水没が濃厚なんだけどなぁ・・・。と思っていた矢先

お客様からある一言が

「あ!思い出した!水没したことあります!」

予想は的中でした。

お客様はこのiPhone11を去年2020年の8月に購入。

そして今年の6月、用水路でiPhone11をがっつりと水没させてしまった

ということを思い出したようです。

その時、1分に満たないほどの時間、水の中に端末が浸かっていたようです。

購入から10ヶ月は経過していますので耐水性は落ちてしまっています。

その時に基板が水没したのではないかと考えられます。

当時、水没直後は電源を切ってしっかりと水を拭き取り乾燥のために

時間は置いたそうですが、水没してしまった端末はどんどん腐食していきます。

いつ何時不具合の症状が出てくるかわかりません。

翌日に症状が出てくることもあれば、1年後に出てくる場合もあります。

結果やはり水没のせんが濃厚となってきました。

バッテリーを交換しても不具合が解消されるかわかりませんし、

もし修理を行ったとしても水没している端末では

一時的な処置を施したまでです。

今現状、本体を冷やしながらでもバックアップを取ることができそうだったので

今回はバックアップを優先し、長い目で見て安心して使えるように

本体の買い替えでのご提案となりました。

本体が発熱したからでは取り返しがつかないようなことがたくさんあります。

みなさまも、水没させてしまった!と思ったら本体の電源を切り

すぐにでも水没修理、点検のご相談をいただければと思います。

それではスマフォドクター大阪梅田店でした。