起動されたアプリはメモリ上に作業領域を確保しますが、アプリの起動状況によってはメモリ領域が不足し、
動きが遅くなるということが起こり得ます。
そこで非常に基本的な方法として、いったんアプリを終了させることが挙げられます。
アプリの終了はiPhoneXよりも前に発売されているような
iPhone7やiPhone8,
SEシリーズなどでしたらホームボタンを2回連続で押してバックグラウンドを表示させて
終了させたいアプリを上にスワイプさせると終了させることができます。
特定のアプリによってiPhoneの動作が重くなってしまっている場合には、
アプリの強制終了により動作が改善することもあります。
設定→一般→appのバックグラウンド更新から更新をオフにすることも有効でしょう。
iPhoneに様々なアプリをインストールしていると、その分だけ「Appのバックグラウンド更新」もおこなわれています。
これは、アプリを直接起動して使っていない時も
バックグラウンドでコンテンツを更新することを許可しているということです。
更新する必要のないものが明確であればこちらの更新をオフにしておく方がいいでしょう。
メモリへの負荷軽減だけではなく、データ通信量やバッテリー消費の節約にもつながります。
iPhoneには、画面の切り替えをスタイリッシュに見せたり、
壁紙などを奥行きがあるように表現できる効果が搭載されています。
これらをオフにすることにより、CPUやグラフィックなど端末への負担軽減が期待できます。
特に“軽くなった”感を得られる効果が高いとされているのが「視差効果」と「透明度」です。
この視差効果を減らすには
設定→アクセシビリティ→動作→視差効果を減らす
この「視差効果を減らす」をオンにしてください。
一例を説明すると、例えば最初にこの記事で書いたバックグラウンドのアプリを終了させる時、
ホームボタンを2回押します。すると左から裏で待機しているアプリがささっと流れてくるように表示されると思います。
(iOSや機種によって異なる場合がありますが・・。)
「視差効果を減らす」をオンにしていると、その流れてくるような演出が一切なくなり
ホームボタンを2回押した瞬間に裏のアプリがパッと表示されます。
慣れてないとなんだか味気ない気がしてしまいますが、慣れてしまえば本体にとって負荷の少なくなる方が
いいに決まってますからね!
また、「視差効果を減らす」をオンにすると、「クロスフェードを優先」というスイッチが表示されます。
これは「設定」アプリや「写真」アプリで、新しい項目に移動する際のスライドアニメーションを簡易化する設定です。
初期状態ではオフになっているので、端末の負荷を少しでも軽減したい人はオンにしておきましょう。
さて今回はこの辺で、次回さらに続きを書いていきたいと思いますのでお楽しみに!